秋の夜長〜読書編〜

先日はおすすめ映画をご案内しましたが、今日は本をご紹介したいと思います。

沈まぬ太陽〈1〉アフリカ篇(上) (新潮文庫)

沈まぬ太陽〈1〉アフリカ篇(上) (新潮文庫)

最近何かと話題?の山崎豊子著、「沈まぬ太陽
山崎豊子と言えば数年前にドラマ化された「白い巨塔」が有名だと思いますが、他の作品もかなり切り口鋭く、読み応えのあるものばかり。
明日からフジテレビ系で放送されるドラマ「不毛地帯」も彼女の作品。

山崎豊子については、事実を元に小説として再構築するという手法が賛否両論あるようですが、私個人としては好きな作家の一人。ほとんどの小説が長編であるところも読み応えがあって好きです。この沈まぬ太陽も全5巻。最初は抵抗があるかもしれませんが、話に引きずり込まれるとあっという間に読破してしまいますので、是非読んでみてください。

内容は、日本航空の社内腐敗を訴えるテーマになっています。年代的にはかなり古いお話ですが、現在の日本航空の経営不振をみても社内体制はその頃とあまり変わっていないのでは?と思わせるものがあります。

まもなく映画も公開されるようです。全5巻もの小説をどうやって2時間に収めるのかが心配ですが、主演が渡辺謙ということでかなり興味があります。映画館に出向く時間は無さそうなので、DVD化を待つことになりそうです。