不毛地帯

不毛地帯(一) (新潮文庫)

不毛地帯(一) (新潮文庫)

ドラマもとうとう終わってしまいました。
いつも原作を読んでから見るか、ドラマ(もしくは映画)を見てから読むか・・・悩むところですが、今回はほぼ同時進行でした。

というのも本を読む時間があまり取れないので、テレビと同じくらいのペースとなってしまいました。

山崎豊子作品は以前も紹介しましたが、好きでほとんどの作品を読んでいたのですが、この「不毛地帯」に関しては、戦争もの?だと思っていて、手を出していませんでした。

前半、抑留時代がありますが、商社時代のお話がほとんど。ビジネスのどろどろ系が好きなMOONとしては、やっぱりはまりました。

この作品の主人公、「壱岐 正」。ビジネスのためには手段を選ばない・・・冷酷なのか?野心家なのか?それとも国益のためなのか?

山崎豊子作品によく出てくるのですが、仕事(出世、プライド、野心)のためにあらゆることを犠牲にしたり、利用したりする男。

ドラマの中で、紅子(モデルはデビ夫人と言われています)が、「そういう男嫌いじゃないわ」と言っていますが、私自身も、そういう男は嫌いじゃないです。

笑いのためには、自分の元妻や娘までもをネタにするお笑い芸人とかね。

楽しみだったドラマが終わってしまい、4月からは何を見よう〜?と悩むMOONであります。